|
「水は、方円の器(うつわ)に随(したが)う」、「前方後円墳」・・・、「方」と「円」、「丸」と「四角」、で、それがどうかしたかというと、「鏡」は、「丸い」のがいいのか「四角い」のがいいのか、
「そげなんことは、使うモンの勝手たい・・・!」
とも云えますが、われわれ「鏡屋」にとっては、あながち無視できぬ問題ではあります。古代の「金属鏡」なら、鎔けた金属を「鋳型」に流し込みさえすれば、「丸型」だろうと「角型」だろうと「ハート型」だろうと、お客様のお好みの型は、どうにでも作れたのですが、今の「鏡屋」の材料とする「鏡」は、「板ガラス」を素材にして作った「板鏡」、したがって「板ガラス」の加工上の長所短所はそのまま引き継いでしまって、「好みのかたち」は、選択範囲がいたってせまくなりました。
「そんなら、あたまっから(最初から)ガラスの型ば変えて作りやあよかろうもん!」
といいたいのですが、今の「板ガラス」の製造工程からすると、これは無理なはなし注2)。
「古代鏡」にも、「丸」もあれば「四角(方鏡)」もあるようで、とはいっても、圧倒的に「丸」が多い、やっぱり四角な「おきゅうと」を作るより丸い「ホットケーキ」を作るほうが楽だということでしょうか・・(ん?)
注3)。
|