・・・§§§ 鏡をたいせつにするための「五箇条」 §§§・・・

 

 これは、家庭であるいは職場で日常的な鏡の使い方をなさる場合の、鏡とのお付き合いのしかたについて、まとめてみました。細かくいえば、まだいろいろとあるとは思いますが、ここに箇条書きしたことに留意していただければ、鏡とのよりながいお付き合いができるものと思います。参考になれば幸いです。

 

第一条

明るいところで使いましょう。

 といっても、鏡だけを明るくしてもいけません。写るもの、あなたのお顔を明るくしなければ、鏡には写りません。明るく輝いたあなたの顔であるからこそ、鏡には明るく写ります。お化粧なさるあなた、鏡の前では、できるだけ明るくしてお化粧してください。ほんとうのお化粧ができますよ。

第二条

目的に合わせて使い分けましょう。

 洗面所の鏡、ネクタイをしめるときの鏡、ドレスアップをなさるときの鏡、お化粧をなさるときの鏡、髭(ひげ)を剃るときの鏡、もの思いに耽るときの鏡、その他いろいろと用途が考えられるとは思いますが、何をするのもたったひとつの鏡だけでは、寂し過ぎるのではないでしょうか。大小とりまぜて、ひとつでも数が多いほうが、生活をリッチにするに違いありません。

第三条

いつも、きれいにしておきましょう。

 お客様(ほとんど、一般の方)から、しばしば頂戴するお電話が、「うちの風呂場についとる鏡は、くもりだらけでほとんど役に立たんごとなってしもうたが、もう取り替える時期になったとでしょうか?」というのが多いのですが、実はこれは鏡そのものがダメになったのではなくて、ほとんどの場合は、鏡(板ガラス)の表面に水分中の混在物質が付着して、化学変化をおこしたもの、これを上手に除去してやればもとの輝きは取り戻せます。

 方法は、家庭用の中性のクレンザーを、鏡の表面に薄くまんべんなく塗布して、その上からたとえば、スチールウールなどの目の細かい研磨道具であまり力をいれずに(力を入れすぎると表面にキズをつけますので、あくまでもやさしく丁寧に)、なんどか拭きあげるとよいでしょう。あとは、軽く水洗いをして乾いた布で仕上げればよいと思います。殆どの場合は、これでかなり解決するでしょう。

 ただし、その鏡をよく見ると、縁(小口・耳)のところから黒っぽいしみ状のものが、鏡の裏面部分に広がっているようになっていましたら、ご注意ください。これは、水分による鏡本体の変化ですので、快復はできません。なるだけ早めに鏡を取り替えなさることをお勧めいたします。(これを予防する鏡があります。)

第四条

丁寧に扱いましょう。

 ときどき、「あたしは、こんな顔じゃあないわよ!」と鏡にむかってものを投げつける方がいらっしゃいますが、これはお止めください。それは、鏡がわるいのではなくて、被写体に問題があるのです。どんなに丈夫な鏡でも乱暴にされれば、割れてしまいます。また、割れた鏡の破片で怪我することもあります。昔、西洋では、鏡が割れると親しい人の身辺に予期せぬ不都合が起るともいっていたようです。

第五条

日に一度は鏡を見ましょう。

 人は、自分の顔に責任をもたねばなりません。朝起きて、今日の自分の顔は、どの顔で一日過ごすかを確かめておかねばなりません。あるいは、今日はどういう顔でいこうかを決めなければなりません。そのためには、先ず鏡を見ましょう。できれば、昼間にももう一度、鏡を見て途中経過をチェックし、そして寝る前にも鏡をみて今日一日を振り返ってみるのもいいかもしれません。あなたのよき伴侶として、鏡をいつも傍に置く生活は、きっと幸運をもたらすかもしれません。

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